笹部博司の演劇・舞台製作会社

泉ピン子のすぐ死ぬんだから

波乱万丈・爽快痛快・毒舌炸裂

出演
  1. 泉ピン子
  2. 村田雄浩
原作
内館牧子(講談社文庫)
台本・演出
笹部博司
作曲
宮川彬良

内館牧子の大ベストセラー完全舞台化!!

78歳の忍ハナは、60代までは身の回りをかまわなかった。だが、ある日、実年齢より上に見られて目が覚める。「人は中身より外見を磨かねば」と。仲のいい夫と経営してきた酒屋は息子夫婦に譲るが、夫が倒れたことから、思いがけない裏を知ることになる……

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2022年夏上演決定!

メッセージ

原作者および出演者からみなさまへメッセージをお届けいたします。

内館牧子より
この朗読劇を泉ピン子さんが引き受けて下さったと聞いた瞬間、私は亡き橋田壽賀子先生を思い出しました。
先生が「おしん」を書かれていた時、私は脚本家の卵で、まだ会社勤めをしていました。ただ、NHKのプロデューサーのご紹介で、週末だけ先生の熱海の仕事場に通い、資料整理などのお手伝いをしていたのです。
私は脚本の仕事など何ひとつなく、主たる身分は会社員でしたが、先生に泉ピン子さんを紹介されました。主人公おしんの母親役で、極貧のために幼い娘を奉公に出します。その悲しみと愛情が画面からにじみ、日本中の、いえ世界中の視聴者を泣かせている最中でした。
私がとても印象に残っているのは、ピン子さんをご覧になる先生の目でした。それは「この人なら絶対に大丈夫。安心してどんどん書ける」という、強い信頼の目でした。今も忘れられません。
先生の最期をピン子さんが看取ったと伺った時、やはりあの目を思い出しました。先生はどれほど安心して旅立たれたでしょう。
先生はいつも私のことを、
「うちに来てた子」
とおっしゃっていました。
今回、「うちに来てた子」と「絶対に大丈夫」のピン子さんがタッグを組むこと、先生はきっと大喜びされていると思います。
泉ピン子より
懐かしい内館さんの印象
最初にお会いしたのはNHKの大河ドラマ「いのち」
のインタビューの時だと思います。
ロケ地の青森まで来て頂いたと記憶していますが、私も74になり記憶が曖昧で、、、
橋田先生に頼まれて「いのち」の雑誌インタビューを受けた時、内館さんが聞き手で、
その時もやっぱりほとんど橋田先生の話だったかな、、、。
内館さんが横綱審議委員をされている時、偉くなっちゃってと思いました。私なんか審議委員の話こないよ笑
もう「内館さん」ではなく「内館先生」になられたのが嬉しくて目を細めたのを覚えています。
橋田先生も必ず内館作品は見ていて、内館さんが書くようなテーマは私には書けないと、
懐かしいですね。
この作品は内館先生、橋田先生に
褒めてもらえるように精一杯演じたいと思います。

プロフィール

泉ピン子
泉ピン子
女優。東京都出身。18歳で歌謡漫談家としてデビュー。75年より日本テレビ系ウィークエンダーでレポーターを務め注目される。以降バラエティ以外にも数多くのドラマで女優として活動の場を広げ、代表作にNHK連続テレビ小説おしんTBS 系ドラマ渡る世間は鬼ばかりなどがある。
村田雄浩
村田雄浩

1960年3月18日生まれ 東京都出身

1980年、朝間義隆監督『思えば遠くへ来たもんだ』で映画デビュー。他、映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』(80/山田洋次監督)テレビドラマ『青が散る』『澪つくし』等を経て、1992年に伊丹十三監督『ミンボーの女』中島丈博監督の映画『おこげ』(92)で、日本アカデミー賞他、数々の映画賞を受賞。その後も映画、舞台などに出演。映画『マルタイの女』(97/伊丹十三監督)『ゴジラ 2000ミレニアム』(99/大河原孝夫監督) 『壬生義士伝』(03/滝田洋二郎監督)『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』(07/大林宣彦監督)、テレビ『ちゅらさん』『ハルとナツ』『渡る世間は鬼ばかり』大河ドラマ『独眼竜政宗』『翔ぶが如く』『炎立つ』『麒麟がくる』『バイプレイヤーズ』など。舞台では『子午線の祀り』『セールスマンの死』ほか多数。

宮川彬良(作曲)
宮川彬良
©daisuke

作曲家・舞台音楽家/1961年東京都出身

劇団四季、東京ディズニーランドなどのショーの音楽で作曲家デビュー。その後、数多くのミュージカル・舞台音楽を手掛ける。代表作に「ONE MAN'S DREAM」「身毒丸」「マツケンサンバII」「天保十二年のシェイクスピア」。オーケストラ曲「風のオリヴァストロ」「シンフォニック・マンボ No.5」など。演奏活動にも精力的に取り組み『コンサートはショーである』を信条に、さまざまな企画のコンサートを日本全国で行っている。作曲、編曲、指揮、ピアノ演奏、解説すべてが自身によるそのコンサートは多彩なスタイルを披露、幅広い層に親しまれている。NHK Eテレ「クインテット」NHK BS2「どれみふぁワンダーランド」NHK BS プレミアム「宮川彬良のショータイム」で音楽担当ならびに出演。歌劇「あしたの瞳」、アニメ「星のカービィ」「宇宙戦艦ヤマト 2199/2202」NHK 木曜時代劇「ちかえもん」連続テレビ 小説「ひよっこ」の音楽など、その活躍の場は多岐にわたる。

イントロダクション

忍ハナ、七十八歳、
ハイヒール、
ビリジャングリーンのセーター、
プラスチック製の黒と白の大ぶりのネックレス、
大胆な幾何学模様のスカート、ネイルもバッチリ。
彼女は銀座通りを闊歩し、ショーウインドウに自分の姿を映し出し、「よし!」と自分に気合を入れる。
彼女は日本の老人たちに夢と希望を、愛と勇気を与えるために舞い降りた、コミックの世界の中のヒロインのようだ。

「人生五十年」と織田信長は謡い、舞った。
しかし、今や人生百年の時代に突入した。
ゴールが延びて、時間を持て余し、自分を持て余し、老人たちは果てしなく続く道を、すぐ死ぬんだからと言い聞かせながら歩き続ける。

作者は最初にこのように読者を挑発している。

年を取れば、誰だって退化する。
鈍くなる。
緩くなる。
くどくなる。
愚痴になる。
淋しがる。
同情を引きたがる。
ケチになる。
どうせ「すぐ死ぬんだから」となる。
そのくせ、「好奇心が強くて生涯現役だ」と言いたがる。
身なりにかまわなくなる。
なのに「若い」と言われたがる。
孫自慢に、病気自慢に、元気自慢。
これが世の爺サン、婆サンの現実だ。

内館牧子氏の小説「すぐ死ぬんだから」は、登場と共に話題を独占し、たちまちベストセラーになった。
この小説が読者の共感を得たのは、ヒロイン忍ハナの存在が痛快だからだ。
人生の最後のコーナーに差し掛かった忍ハナは夫に恵まれ、子供に恵まれ、孫にも恵まれ、言いたいことを言い、やりたいことをやり、順風満帆である。

しかし、いきなりどんでん返しが待ち受けている。
自分をこよなく愛し、守ってくれた夫の死である。それは彼女を襲う苦難の序章に過ぎなかった。
まさに青天のへきれきとも言うべき真実があきらかにされるのだ。
忍ハナは粉々に打ちのめされる。

この物語を舞台にしたいと思った。
観終わった人たちが、忍ハナに元気をもらって、劇場を後にする、そんな舞台にしたかった。

このハナを作者の内館牧子氏は実に魅力的に描いている。
毒舌で、負けず嫌い、浮き沈みが激しく、感情を隠せない。
好き嫌いがはっきりとしていて、大いに喜び、大いに落ち込む。
しかし、そこにはとどまらず、常に前に向かって突き進む。
突進し、相手を打ちのめし、そして許し、愛してしまう。
ハナは欠点と矛盾だらけである。
失敗し、思いっきり傷つく。
しかし、その局面で、ハナは自分と向き合い、相手と向き合い、自分にそして相手に愛を見出し、見事に出口を見つけだす。
ハナは私たちに笑いを涙を与える、そして勇気を。ハナそのものが演劇である。

ではこのハナの人生を誰に託せばいいのだろうかと考えた。
はっきりと一人の女優が見えて来た。

泉ピン子

泉ピン子はハナと共に、その人生を生き、共に考え、苦しみ、悩み、泣き、笑い、怒り、
そして大きな愛にたどり着くことだろう。
彼女なら、痛快に忍ハナの人生を生きてくれるだろう。
忍ハナの喜怒哀楽を彼女に託したい。
それは観る人に大いなる解放と浄化を与えるに違いない。
先の見えないゴールに向かって老人たちは歩いている。
「すぐ死ぬんだから」と言いながら。
そういう人たちを一瞬でも癒し、勇気づける。そんな舞台を作りたい。
それが、泉ピン子の「すぐ死ぬんだから」である。

そして、泉ピン子が 夫 岩造に指名したのは、TV ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の出演などで共演も多い村田雄浩です。二人で、ハナと岩造はもちろん、すべての登場人物を演じます。作曲は宮川彬良が担います。クラッシック、舞台音楽、「 マツケンサンバII」の作曲と変幻自在の宮川の音楽が、場面を引き立てます。ぜひご期待ください。

上演台本・演出
笹部博司
笹部博司プロフィール

上演概要

朗読劇
泉ピン子の「すぐ死ぬんだから」
出演
  • 泉ピン子
  • 村田雄浩
原作
内館牧子(講談社文庫より)
上演台本・演出
笹部博司
作曲
宮川彬良
上演時期
夏~ 詳細は追ってお知らせいたします。

読者レビュー

絶賛の声(講談社文庫 » 内館牧子「すぐ死ぬんだから」特設サイトより)累計42万部のベストセラー

80代・女性

これほど愉快、痛快で、共感、共鳴できる本に巡り会ったことはありません。

70代・男性

身につまされるが文句なく面白い!

70代・女性

私の口癖は「すぐ死ぬんだから」で、妹から「そういう人は死なないの」と叱られる。
今後の人生の参考になりました。

50代・男性

歳を重ねた夫婦の晩年はどうなるのか、考えさせられました。

70代・女性

すごくたまっていたストレスがさっぱり消える読み心地でした。

60代・女性

読んで思わず鏡の前に立ちました。

70代・男性

2年前に手術を受け、以後は家の中での生活です。何事にも意欲が失せ「すぐ死ぬんだから」状態でしたが、この本に出会って100歳までの人生を考えています。

80代・女性

何十年ぶりかで小説を一気読みしました。

70代・女性

有名医師の医学書や健康本より役に立つ本だった。

60代・男性

もうすぐ定年ですが、新しい人生への希望と勇気をいただきました。

80代・男性

リュックに安っぽい帽子、孫自慢に元気自慢。まったく自分のことです。今日から気をつけます。

70代・女性

没イチになって四年。人生まだまだこれからと意欲が出てきました。
主人公の毒舌は私の言いたいことと同じです。最高!

50代・女性

一字一句が人生訓。牧子節炸裂の「一発かます」は私もやってみたい。

メディア

SPICE
内館牧子『すぐ死ぬんだから』泉ピン子、村田雄浩出演で朗読劇として上演決定
ステージナタリー
内館牧子「すぐ死ぬんだから」を舞台化、出演に泉ピン子ら
スポーツ報知
泉ピン子、内館牧子さん原作の朗読劇「すぐ死ぬんだから」に主演「橋田先生が取り持った縁に思えてならない」