燃えよ剣
土方歳三に愛された女、お雪
激動の時代を背景に、土方歳三と熱い恋を生きた女“お雪”
司馬遼太郎が生んだ傑作を女性の視点から十朱幸代が語ります。
- 原作
- 司馬遼太郎
- 燃えよ剣
- 新潮社刊
- 上演台本・演出
- 笹部博司
- 音楽・ピアノ演奏
- 宮川彬良
幕末の世に鬼神のごとく非情の剣を振るい恐れられた土方歳三。その男が純情一途な恋をした。
その女もその男を一途に愛した。数少ない逢瀬の中で、お互いの命をぶつけ合って燃え上がらせる。
その愛は夢のように美しく、女の心の永遠となった。
- 出演
-
- 十朱幸代
- 音楽・ピアノ演奏
-
- 宮川彬良
イントロダクション
日本文学の名作を女優のひとり語りとして贈る新潟りゅーとぴあ発の物語の女たちシリーズ。世代を越えて広く愛される物語の数々から女性に焦点をあて、演じる者と観る者が一体となってその一生を体験する朗読劇です。
今回は、司馬遼太郎の国民的小説「燃えよ剣」を十朱幸代が語ります。
物語の舞台は幕末の日本。江戸幕府から支援を受けて討幕派を打倒するため近藤勇や沖田総司らにより新選組が設立されます。幕末の動乱期に自身の理想の武士像を頑なに貫いた新選組の副長・土方歳三の三四年の波乱の生涯を、土方の愛した女性・お雪の視点で語ります。
竜馬がゆくと並び、司馬遼太郎の幕末ものとして知られる国民的小説燃えよ剣。 動乱の幕末を生き、新選組副長として誰もが恐れた土方歳三を司馬遼太郎は非情なリアリストにして最高のロマンティストとして描きました。この最高の男が最後に愛した女お雪を、十朱幸代が舞台で演じます。
上演を重ねてより一層の磨きのかかった十朱幸代の語りをどうぞご堪能ください。
お雪は司馬遼太郎が創作したオリジナル人物です。
十朱幸代さんの「燃えよ剣」
芝居の企画というのは不思議だなと思います。
白石加代子さんの百物語も偶然でした。
ふと思いついた。その思いついたことを手繰り寄せていくと、それが「百物語」という舞台として独り歩きを始めていました。
新潟での物語の女たちも同様です。
十年ほど前のことです。
その時のりゅーとぴあの支配人から能舞台でなにかと提案されました。
ふと思いついた。
そしていろんな本を読み始め、その一つが司馬遼太郎の燃えよ剣でした。
日本人にとってもっとも人気のある物語のひとつ、それを二時間の女優の独り語りの台本にする。
それがもの凄く魅力的な挑戦に思えた。
それが出来上がったとき、とても興奮した。
どうしても自分で演出したいと思った。
ある意味で、この舞台はわたしのプロの俳優での初めての演出作品です。
ですから、この舞台は特別に可愛くて、愛おしい。
十朱幸代さんのお雪も、可愛くて、愛おしい。
十朱さんはこうおっしゃって下さいます。
わたしは熱中するけれども、とても飽きっぽい。舞台も途中で飽きてしまっている自分に気がつく。だから一度やったものは、二度やりたくないし、再演も好きではない。でも、このお雪はいくらでもやっていたい気がします。やってやってもその先があるのです。自分の中にこんな気持ちが生まれるなんて不思議な気がします
わたしはこの舞台の演出なので、よほどの用事がない限り、観ています。
そしていつも観客になって、泣いています。
どうか、一度ご覧になった方ももう一度、まだご覧になっていない方はぜひ一度、ご覧いただきたいと思います。
- 上演台本・演出
- 笹部博司
スケジュール
公演は全て終了しました。ありがとうございました。
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- 開場
- 開演
- 会場
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- 加東市地域交流センター(旧 滝野文化会館)
- 〒679-0212
兵庫県加東市下滝野1369-1
- 入場料(税込)
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- 全席指定
- 3,500円
未就学児は入場不可
- お問い合わせ
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- 公益財団法人加東文化振興財団
- TEL:0795-42-7700
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- 受付時間
- ~
- 休館日
- 水曜・祝日の翌日
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- 開場
- 開演
- 会場
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- 勝央文化ホール
- 〒709-4316
岡山県勝田郡勝央町勝間田211-1
- 入場料(税込)
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- A席(1階)
- 3,500円
- B席(2階)
- 2,500円
当日券は各500円UPとなります。
- お問い合わせ
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- 勝央町教育委員会教育振興部
- TEL:0868-38-1753
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