笹部博司の演劇・舞台製作会社

白石加代子 「百物語」 アンコール公演第三弾

夢枕獏
ちょうちんが割れた話
筒井康隆
如菩薩団
半村良
箪笥
和田誠
おさる日記

白石加代子

本人談
九十九話を語り終えて、当初は肩の荷が下りて、すっきりしたのだけれど、時を経て次第に、まるで愛を失ったかのような想いに襲われたの。

そしてアンコール公演が始まった。

今回は三回目、伝説の第一夜と「おさる日記」。

あんなにも愛された「百物語」はここから始まった。

構成・演出
鴨下信一
出演
白石加代子
白石加代子
  • とにかく、私、女が好きなのよ。馬鹿な女。色っぽい女。とにかく女なら何でもいい。
    女は全部許しちゃうという感じ。そういう意味で、如菩薩団が好きなの
  • 箪笥は、一番ゆるぎのない作品。何が好きだったかというと、能登弁。方言で体が喜ぶたちなの。
    方言が入っていたりするとなぜかよくわからないけれど、幸せな気持ちになるの
夢枕獏
笑わせておいて、ほろりというのはあるけれど、怖がらせておいて笑わせるというのは、目にうろこが飛び込んだ思いでした。
筒井康隆
わたしは頭の中で白石さんが舞台でやっていらっしゃるのは、文字として、文章として一行一行頭の中に浮かぶのですけれど、一行ごとにお客さんが笑うという、このような朗読劇はもう、前代未聞といっていいと思います。

メッセージ

2020年ツアーに寄せて

演目

  • ちょうちんが割れた話

    夢枕獏

    「百物語」は、この話から始まった。真っ暗な中から声。その声は舞台を右に左にと動いている。お盆の日、「おばさんが来てるよ」と孫が言う。そんな馬鹿なとみんな笑う。すると、ちょうちんがバカリと割れる。灯りがつき、白石加代子、ああ、怖い。

  • 如菩薩団

    筒井康隆

    「百物語」の最多登場が筒井康隆である。そしてこの第一夜に登場した「如菩薩団」が、まさにそれからの「百物語」の方向を決定づけた。つましい生活を強いられている団地の主婦たちが、連れ立って高級住宅街にやってきた。なんのために。品のいいインテリの彼女たちは、世間を騒がせている女盗賊団だったのだ。その家には超セレブの若い奥様と田舎出の超下品な女中がいた。つつましく丁寧なやり取りで行われる、極悪非道の殺人、盗んだのは野菜や肉といった食料品と、財布にあったわずかな小銭。まさにこれぞブラックユーモアの極み。笑って笑って、ぞっとする。

  • 箪笥

    半村良

    「百物語」の第一の人気演目といえば、文句なしにこの「箪笥」である。舞台の上のにこやかな白石加代子が、体をふっとゆらすとあっという間に老婆になって能登弁で語り始める。すると、お客はたちまちその不思議な世界へと連れ去られ、息もできずに聞き入っている。カタン、カタン、カタン、それは箪笥を運ぶ音。カタン、カタン、カタン、という擬音に導かれ、家族のだれもが箪笥の上で眠るようになる。「これは日本版の吸血鬼の話なんです」と鴨下信一。「だから、箪笥は吸血鬼の入るお棺なんです」。家族のみんながその箪笥の上。恐怖に耐えられなくなった家の主は、逃げ出してしまう。それから・・・この話は一体、どこへたどり着くのか。この話はどうしてこんなにドキドキさせられるのだろうか。

  • おさる日記

    和田誠

    伝説の第一夜に、豪華なおまけは 第十三夜より、和田誠「おさる日記」。短いけれど、インパクトは十分。話が終わって、一瞬、劇場は沈黙に包まれ、次の瞬間、どっと笑いが起きる。

日程

ツアー決定!

2022年

2020年公演中止となった劇場を含む、待望の上演!

ツアー日程

詳細については各主催者にお問い合わせ下さい。

2022年

水戸芸術館 ACM劇場
水戸芸術館ACM劇場
029-227-8111
けんしん郡山文化センター 中ホール
福島テレビ
024-536-8011
道新ホール
舞台芸術共同企画
011-596-7511
釧路市生涯学習センター
釧路市民文化会館
0154-24-5005
北見市端野町公民館
北見市端野町公民館
0157-56-2515
神奈川県立青少年センター
横浜演劇鑑賞協会
045-227-5535
神奈川県立青少年センター
横浜演劇鑑賞協会
045-227-5535
岐阜市文化センター 小劇場
岐阜市文化センター
058-262-6200
公演は中止になりました。詳しくはこちら
ウインクあいち 大ホール
メ~テレ、メ~テレ事業
052-331-9966
盛岡劇場
盛岡市文化振興事業団
019-621-5151
久慈市文化会館 小ホール
久慈市教育委員会
0194-52-2700
相模原南市民ホール
相模原演劇鑑賞会
042-741-5880

過去の開催スケジュールはこちら

過去のツアー日程

2020年

越谷コミュニティセンター(サンシティホール)小ホール
(公財)越谷市施設管理公社
048-985-1112
倉敷市芸文館
OHK岡山放送業務推進部
086-252-3212
大野城まどかぴあ 大ホール
ピクニックチケットセンター
050-3539-8330
山口県立劇場 ルネッサながと
公益財団法人長門市文化振興財団
0837-26-6001
川西町フレンドリープラザ
遅筆堂文庫プロジェクト
0238-46-3311
横須賀芸術劇場/ヨコスカ・ベイサイド・ポケット
横須賀芸術文化財団
046-828-1602
京都府立文化芸術会館
京都文化財団
075-222-1046
兵庫県立芸術文化センター・阪急中ホール
兵庫県立芸術文化センター チケットオフィス
0798-68-0255
りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場
新潟市芸術文化振興財団
025-224-5521
練馬文化センター 小ホール
練馬区文化振興協会
03-3993-3311
相模女子大学グリーンホール
相模原市民文化財団
042-749-2200
府中の森芸術劇場ふるさとホール
府中の森芸術劇場
042-335-6210
紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
株式会社メジャーリーグ
紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
株式会社メジャーリーグ

2021年

江東区亀戸文化センター カメリアホール
江東区文化コミュニティ財団
03-5626-2121
シアター1010
シアター1010
03-5244-1011
つくばカピオホール
つくば文化振興財団
029-856-7007
開演(開場)についても公演中止になりました。詳しくはこちらでご覧ください。

公演中止

新型コロナウィルス感染症拡大防止に伴い、以下の公演は中止となりました。お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解賜りますようお願いいたします。

仙台市/電力ホール
仙台放送
022-268-2174(平日10:00~17:00)
北見市端野町公民館・グリーンホール
北見市教育委員会 端野町公民館
0157-56-2515
札幌市/道新ホール
舞台芸術共同企画
011-596-7511
釧路市生涯学習センター(まなぼっと幣舞)
釧路市民文化振興財団
0154-24-5005

メディア掲載

記事・レビュー

ステージナタリー開幕記事
読売新聞大阪本社文化部 淵上えり子記者 観劇レビュー
エントレ観劇レビュー
産経新聞 鑑賞眼
ステージナタリー 2020年度に中止・延期となった劇場を巡る、白石加代子「百物語」アンコール公演

白石加代子さんインタビュー

残間里江子さんのclub willbe web magazine
読売新聞大阪夕刊
産経新聞朝刊
朝日新聞夕刊
毎日新聞夕刊
読売新聞夕刊

舞台写真

ちょうちんが割れた話

夢枕獏「ちょうちんが割れた話」

Ari.M

如菩薩団

筒井康隆「如菩薩団」

Daisuke

箪笥

半村良作「箪笥」

Ari.M

おさる日記-2

和田誠「おさる日記」

Ari.M